自分に誇れる生き方がしたい
「――悟空。これがアタシの生き方だから。
…アタシ達にはアタシ達なりの誇りがあるんだ。
たった一人の家族も、育った村も――。
大事な物を全部奪われて、ただ黙ってるなんてできない。
それが愚かな事だとしても――、
アタシは、自分に誇れる生き方がしたい」
(峰倉かずや「最遊記RELOAD」第8巻/一迅社より)
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要はプライドの問題だと思う。
それが他者から見て愚かなことであっても、
自分がそれを誇りだと思えるのなら、それは愚かでも何でもない。
美しいプライドだ。
私は他者の目を恐れて戦々恐々としつつ、
誇りなんて呼べるわけもない下らないプライドを捨て切れずに居る。
甘いな、と思う。
プライドは生きていく上に不可欠なものだが、
中途半端なプライドなら寧ろ捨てた方が良いのだろう。
- 峰倉 かずや
- 最遊記RELOAD 8 (8)